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「東京マラソン2024」と、江戸を走る

2024年3月3日(日) 東京マラソンでした。
数日前の強風もおさまり、雲ひとつない天気で開催できてよかったです。

当日(3月3日)の読売新聞の朝刊の東京マラソンの見出しは、以下のようになっていました。

お江戸・東京の名所をつないでランナーが駆け抜ける42・195キロを、江戸の風に吹かれながらたどる。
目次

江戸時代、本当にこのコースは江戸であったのか?その他いろいろ

ふと、疑問に思ったのと、高低差のあるコースだなぁと思い、ランナーと一緒にたどって見ることにします。
以下のポイントをチェックして見ました。
 ベースは、1843年(天保14年)の地図を参考にしています。

  1. 都庁前★スタート地点
  2. 四谷から水道橋
  3. 日本橋
  4. 浅草雷門前
  5. 銀座
  6. 富岡八幡宮
  7. 田町(JR田町駅南)
  8. 東京駅(皇居前)★42.195Km ゴール地点

Point 1.都庁前(スタート地点)

日本橋を出て、五街道のひとつである甲州街道を進み「内藤新宿」という最初の宿場でした。江戸を出て次の宿場ということで、当時は江戸ではありませんでした。
江戸に入る前の最初の宿場として機能した4つの宿場(他3つは品川宿・板橋宿・千住宿)の一つでした。

歌川広重『名所江戸百景』より「四ッ谷内藤新宿」

Point 2. 四谷から水道橋

四谷四丁目付近から水道橋へ下ります。高低差は約30m(マンションだと10階建てくらい)。歩いてみるとわかりますが結構登ります。
この高低差を利用して江戸市中に、玉川上水(1653年)の水を供給していました。
そして、マラソンコース上の水道橋付近で、江戸城側に木樋(水を通すための木製のとい)で水を渡していました。スグ側に水戸徳川家の江戸上屋敷であった小石川後楽園があります。

Point 3.日本橋

1601年(慶長6年)に徳川幕府により五街道(東海道・甲州街道・奥州街道・日光街道・中山道)が整備され、1604年(慶長9年)日本橋がこの重要街道の起点となりました。

歌川広重「名所江戸百景 日本橋雪晴」や、東海道五十三次の明け方に大名行列で始まる浮世絵で有名な太鼓橋です。

Point 4. 浅草雷門

浅草寺は、約1400年の歴史を持つ、東京都内最古の寺院。鎌倉時代、風神像と雷神像が奉安されました。雷門の正式名称は、門の左側には風神、右側に雷神。そのため正式名称を「風雷神門(ふうらいじんもん)」といいます。

家康が幕府を開いて60年を経た 1662年(寛文2年)浅草周辺も開発が進み江戸と呼ばれるようになります。

雷門は、江戸時代末期の1865年(慶応元年)、雷門は田原町大火と呼ばれる火災で焼失後、しばらく再建されませんでした。1960年(昭和35年)に松下電器の創業者・松下幸之助の寄進によって再建されるまで95年間の門はありませんでした。
雷門の正式名称は、門の左側には風神、右側に雷神。そのため正式名称を「風雷神門(ふうらいじんもん)」というとのこと。

Point 5.銀座

「銀座」の地名は、家康のお膝元である駿府にあった銀貨鋳造所を現在の銀座に移しました。
銀貨を鋳造していることから通称銀座と呼ばれました。

Point 6.富岡八幡宮

1627年(寛永4年)、当時永代島と呼ばれていた小島に創建されました。島の周辺の砂州を埋め立てて土地を広げました。(埋め立てに使ったのは江戸市中からの塵)。
さらに1657年(明暦3年)の江戸の大半を焼いた大火災「明暦の大火」以降、江戸中心部から格式の高い寺院の移転もあり、深川寺町となりました。
その後、1713年(正徳3年)に本所(両国付近)・深川一帯を町並地となり江戸に組み入れられました。

「富岡(とみおか)」は、江戸時代は富岡(とみがおか)と読まれていたようです。

Point.7 田町(JR田町駅南)

途中の芝5丁目から江戸時代に整備された五街道のひとつ東海道を走ります。

37・5キロ地点のJR田町駅付近は、当時の海岸線でした。線路を挟んで東は当時は海中でした。
今は、海岸線から離れ内陸の土地となっています。ちなみに、JR田町駅のひとつ先の高輪ゲートウェイ駅(2020年開業)は当時は海中でした。埋め立てが進んだことがわかります。

Point 8.東京駅(皇居前)

皇居、当時の江戸城です。1590年(天正18)に徳川家康が江戸に国替えしてから434年間、日本の首都として機能しています。

その後、家康により江戸は年を経るごとに発展、人口も増えて1720年前後(国替えから130年後)には、江戸は約100万人となっています。世界二番目の都市は63万人のロンドンと言われています。

新宿/田町以外は江戸の範囲に入っていました。

以上、調べましたが、新宿/田町以外は江戸時代は江戸の範囲に入っていたようです。

東京マラソンの結果は、
男子:ティモシー・キプラガト(ケニア)で2時間2分16秒の大会新。
女子:女子はストゥメアセファ・ケベデ(エチオピア)で2時間15分55秒の大会新。
車椅子男子:鈴木朋樹選手で1時間23分5秒
車椅子女子:マヌエラ・シェアー(スイス)が1時間40分10秒
毎年一般参加者が増え、しかもその完走率95%というのは参加者のみなさん素晴らしいです。

いつか東京マラソンに出場したいと思っているのですが。。。。

参考にした地図

江戸寺社大名庭園 (こちずライブラリ)

★ここがよい★
御江戸大江図付(路線図入り)が入っている。サイズ:75cmX81cm 1枚。
新旧の東京・江戸が一枚で見られて良いです。

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この記事を書いた人

江戸時代のおもろしい出来事や、今も東京に残る名所・名物などを書いてゆきます。また、電車+徒歩でのウォーキングや、自転車であちこちを廻ります。加えて、落語も好きです。落語は、江戸の長屋のおもしろ可笑しい暮らしが分かって楽しいですよね。

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