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羽子板市

十二月 江戸の人々も正月の準備を始めます。その名残りが羽子板市として残っています。

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2023年の羽子板市(浅草寺 歳の市)

はじめに、ことしの羽子板市は以下のように開催されます。
期間:12/17(日)、12/18(月)、12/19(火) 雨天決行

場所:浅草寺 境内の五重塔前
時間:午前9時から午後7時半

期間は、毎年12月の17日から19日の開催です。土・日曜日に関係なく開催。

羽子板の値段

買うことのできる羽子板は、「大きさ」や「豪華さ」によって値段は変わりますが、概ね以下のような価格です。
小:3000~5000円くらい
中:1~2万円くらい(普通にみる羽子板のサイズ)
大:数万円~数十万円

羽子板は縁起物なので、子供や孫が生まれた時!、来年も良い歳となるように!と購入しますね。あとは、商売繁盛を願って購入します。

羽子板の種類

羽子板市で売っている羽子板は、生地がもこもこと浮き出ている立体的な羽子板です。押絵羽子板と言います。板の上に綿や布を組み合わせ、人物の躍動感と立体感を表現しています。
代表的な図案は、歌舞伎を題材にしたものです。それは江戸押絵羽子板と言われています。

最近では、有名人・アニメなどを題材にしたものもあり、毎年ニュースになったりもしていますね。
人形の久月が作成(非売品)したものは大谷翔平選手、藤井聡太、バンクシーの絵をモチーフにしたものなどなど、その年の出来事を反映したものが作られています。
2023年の今年も、大谷翔平選手、藤井聡太八冠、阪神優勝の岡田彰布他が作成されています。

風景

羽子板は、幕を貼った出店(小屋掛けといいます)で売られ風情がありますよね。
財布と相談して、気に入った羽子板を買い求めると、お店の人・お客とで、「御手を拝借」ということで三本締めをします。
「よーぉ。しゃしゃしゃん、しゃしゃしゃん、しゃしゃしゃん、しゃん!」(3回続きます)
年の瀬を感じますよね。良い歳を迎えられそうです。

ちなみに:
値段の交渉してよいです。でもシツコク値切らないでね。縁起物なのですから。
江戸の粋:
江戸っ子は、値切っても支払いの際は、最初の金額を払うといいます。つまり江戸っ子のお遊びなわけです。

羽子板の起源

では、羽子板市はいつから始まったのでしょうか。
江戸の中期に、年末に正月用品を商う「歳(とし)の市」が開かれていました。当初は、歳の市がたつのは浅草だけ。小屋掛けの店が浅草寺境内から蔵前、浅草橋、上野山下あたりまで軒を並べたとか。距離にすると2Kmにもなったようです。
その後、神田明神や深川八幡などにも歳の市がたつようになり、また、歳の市以外の店でもお正月用品を売るようになると、正月用品を売る浅草の歳の市は廃れました。
代わりに、その頃に庶民の間に流行し始めた羽子板を売る市となったということです。羽子板は現代にも続く独占商売であったのですね。

羽子板の材料

使用する板:アガチスという木材が多いといいます。程よい硬さで家具や内装材に幅広く用いられています。
羽子板の羽:木の実に羽がついているもの。羽子板で打つとカコンと良い音がしますね。その玉の部分は「無患子(むくろじ)という木の実」です。逆に読むと「子が患わ無い」。縁起をかついて無病息災のお守りの意味もあります。

まとめ

お正月は、最近は外で遊ぶこともなく、外で遊んでも、バドミントンになることも多いかと思いますが、日本古来の羽子板で遊ぶのはどうしょうか。墨で目の周りを黒く囲むのも楽しいのではないでしょうか。

さて、羽子板市ですが、今年は、初日の日曜日に行くしかないかなぁ。あとは、平日だし。最終日ではなく、良いものがあるうちに買いに行こうと思います。

追伸:羽子板はどうするの?
古くなった羽子板はどうするのでしょうか。それは、また次回に書きたいと思います。

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この記事を書いた人

江戸時代のおもろしい出来事や、今も東京に残る名所・名物などを書いてゆきます。また、電車+徒歩でのウォーキングや、自転車であちこちを廻ります。加えて、落語も好きです。落語は、江戸の長屋のおもしろ可笑しい暮らしが分かって楽しいですよね。

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